お寺(宗教者)へのお礼参りについて
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お寺へのお礼参りの際、お布施はいつ渡すのですか?
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お布施を渡すタイミングには、特に決まりはありません。頃合いを見計らってお渡しして構いません。しかしながら仏事のマナーには地方(地域)により慣例がありますので、葬儀社にお尋ねください。
下関市においては、葬儀当日にはお礼の挨拶のみを行います。お布施は日を改めて、翌日以降にお寺へ出向きお渡しするのが通例です。繰り上げて行うことが多くなった初七日法要後、僧侶へご挨拶する際にお伺いする旨を伝え、先方のご都合を伺います。
その場で挨拶、打ち合わせが出来なかった場合には、帰宅後にお礼の連絡を入れます。その時にお礼参りの日程の打ち合わせをしておきます。ただし、ご遺族や僧侶の都合によっては、お通夜当日や葬儀当日にお布施をお渡しすることもあります。
僧侶への挨拶
葬儀の翌日以降にお礼参りの場合(例文)
この度は何度も足をお運びいただき有難うございました。
おかげさまで、無事に葬儀を終えることができました。明日改めてお礼に伺いたいと思いますが、ご都合はいかがでしょうか?お伺いした際に、今後の法要につきましてもご相談させていただきたいと存じます。(今後とも)宜しくお願い致します。当日お布施を渡す場合(例文)
この度はお勤め(とありがたい法話)を有難うございました。
おかげさまで、つつがなく葬儀を終えることができました。
これはお礼でございます。どうぞお納めください。
今後の法要につきましては、改めてご相談させていただきます。
その節は、よろしくお願いいたします。準備するお布施の内容
「お布施」「お車料」「お膳料」「初七日 お布施」(「院号料」)
- □お布施に含まれるもの ・臨終勤行(枕経)・通夜式・告別式・還骨勤行 ・戒名料(浄土真宗では法名料)
- □お車料とお膳料 お膳を準備する場合には、お膳料は不要
- □初七日 お布施 葬儀当日に初七日法要を行う場合
- □院号料(院号懇志)戒名(法名)に院号という尊称を依頼した場合
飛鳥会館では、お布施の封筒をご用意し表書きをして、お渡ししております。
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お布施はいくら位、包めばよいのでしょうか?
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お布施の金額に決まりはありません。ご親族の詳しい方に相談されるか、お寺様にお尋ねになられても無作法にはなりません。参考の金額でよければ、弊社スタッフにお尋ねください。
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お寺様がお二人でお勤めになるのですが、お布施は同じ金額を包むのでしょうか?
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お二人目の導師様を「脇導師」とお呼びします。脇導師様へは導師様のお布施の半額~三分の一位をお包みされるのが一般的のようです。お膳料とお車料は導師様と同じ金額をお包みください。
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お布施はどうやって渡すのですか?
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お布施は直接手渡さないのがマナーです。切手盆(小さなお盆)か、袱紗の上に置いて渡します。自宅でお渡しする時は、切手盆(小さなお盆)にお布施を直に置いてお渡しします 。お寺様などに出向いてお渡しする時は、袱紗の上に置いてお渡しします。
お渡しする際は、お布施封筒がお寺様(宗教者)から見て正面になるように、自分から見て上下が逆向きで渡します。
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戒名(法名)に院号というものがありますが?
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一般的には、お付けにならない方がほとんどです。ご希望の場合は、お寺様とご相談ください。院号は、最上級の尊称であり、かつては、一寺を建立するほど貢献した人に与えられ、皇室や摂政家、関白家に「院」、武家に「院殿」とつけたとされています。