ご安置について
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安置場所はどうやって決めるのですか?
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お通夜の会場(=葬儀会場)へお連れするまでの間、故人様をご安置いただく必要があります。
一般的には慣れ親しんだ自宅に連れて帰ってあげたいというご家族の思いやご本人(故人様)の思いに添いたいとご自宅にご安置される場合が多いようですが、近年は住宅事情や内々で葬儀を執り行いたいという希望により、直接葬儀会館へお連れすることが増加傾向にあります。ご安置場所へは、葬儀社(弊社)がお連れいたします。
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安置した際にすることは?
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病院などからご自宅にお連れした故人様は、お通夜までの間「枕飾り」(簡易な祭壇)を整えてご安置します。
ご自宅では、普段お使いになっていた寝具で、ゆっくりと過ごしていただきましょう。ごく近しい方々とご自宅での別れの時を過ごしていただきます。お通夜の会場へは葬儀社がお連れいたします。
※枕飾りは葬儀社が用意します。この間に、近親者(ご遺族)と担当者とで葬儀についての打ち合わせをして、必要な準備をします。
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自宅に安置する場合は、どこに布団を準備しておけばよい?
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お仏壇があるお宅では、お仏壇の前にご安置いたします。お仏壇がないお宅については、ご自宅を拝見させていただき、ご家族とご相談させていただいてご安置場所を決めさせていただきます。
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お布団は北枕にして準備しなくてはならない?
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お仏壇がある場合は、北枕にならなくてもお仏壇側がお顔元となるようにご安置いたします。お仏壇がない場合でも、お部屋の造り上、北枕が難しい場合は西側にお顔元となるようご安置いたしますので、必ず、北枕にしなくてはならないということはありません。
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お布団のほかに準備するものは?
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ご飯とお団子の準備をお願いします。ご飯は新しく炊いたものをお供えください。お団子は団子粉を水で練って親指大に丸め6ケ用意します。湯通しせず生のまま小皿に乗せてお供えください。
お供えする際の器は、故人様が愛用されていたお茶碗とお箸をお使いください。お供えの際は、どじ盆という仏具をご用意いたしますので、それに乗せてお供えいただきます。
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浄土真宗ですが、以前はご飯やお団子を用意し旅支度のための白装束を着せたのですが?
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浄土真宗の場合は、即仏成仏であり、亡くなると旅をせず仏様になるという教えの元、近年ではご飯やお団子のお供えは必要ありませんが、ご希望の場合は、ご準備いただいても構いません。
白装束の代わりに、故人様がお気に召されていたお洋服をかけてさしあげる方もおられます。湯灌をご依頼いただきますと故人様にお着せすることもできます。
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神棚があるのですがどうしたらいいですか?
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神棚封じといって、お社を半紙などで隠しておりましたが、近頃は行いません。気にかかるようでしたら、お社を半紙でお隠しください。
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ロウソクとお線香の火は絶やしてはいけないと聞いたのですか?
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絶やさず火守りを行うという決まりはありません。お参りする時にお線香を上げていただければ大丈夫です。ですが慣習的になっていることでもありますので、ロウソクで6時間、お線香(巻き線香)で8時間程度消えないものを用意しておりますので、ご利用ください。
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枕経の時の服装は、喪服に着替えるのですか?
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着替えなくて結構です。