家族葬について

家族葬で身内の香典はいくら?関係別の金額相場と親族間の調整方法

2026.2.24

家族葬に親族として参列する際、「身内の香典はいくら包めばいい?」「他の親族と金額を揃えるべき?」と悩む方も多いでしょう。

親族の香典は、故人との関係性だけでなく、自分の年代、同居か別居か、配偶者がいるかどうかなどによって金額が変わってきます。また、親族間で事前に相談して金額を揃えるケースも少なくありません。

この記事では、親族関係別の詳しい香典相場と、親族間で「誰がいくら包むか」を調整する際の考え方などを解説します。初めて親族として家族葬に参列する方でも、安心して準備できるよう分かりやすく紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

「身内」の香典相場、基本の考え方

まずは、家族葬における「身内」の範囲や、香典の相場を考える際の基本を整理しましょう。

家族葬における「身内」とは

家族葬における「身内」に明確な決まりはありません。

一般的には3親等以内が「近い親族」とされますが、家族葬では4親等以降のいとこなども参列するケースがあり、地域や家によって「身内」の範囲は異なります。

この記事では、親・子・兄弟姉妹・祖父母・孫・おじおば・甥姪・いとこなど、親族関係全般を「身内」として扱います。

親族の香典は関係性・年代・世帯の状況で決まる

親族の香典相場は、以下の3つの要素で決まります。

  1. 故人との関係性(親・子・兄弟・祖父母など)
  2. 自分の年代(20代・30代・40代以上)
  3. 世帯の状況(同居/別居、独身/既婚)

一般的には、親や子、兄弟姉妹など関係が近いほど、また年齢が上がるほど包む金額も高くなる傾向があります。さらに同居している場合は世帯主が代表して香典を用意するケースが多く、既婚者は夫婦連名で包むことが多いため、独身の場合より金額が高めになります。

家族葬でも一般葬でも基本的に香典の相場は同じ

「家族葬だから相場が下がる」ということは基本的にありません。むしろ、親しい間柄での家族葬では、やや多めに包むケースも見られます。葬儀の形式によって金額を変える必要はなく、故人との関係性や自分の年代、経済状況に合わせて判断するのが基本的な考え方となります。

家族葬の香典マナーについてさらに詳しく知りたい方は、香典袋の書き方や渡し方の基本をまとめた以下の記事もあわせてご覧いただくと、より安心して準備を進められます。

 関連記事:家族葬の香典マナー|金額・書き方・渡し方の基本を解説」

親族の香典相場

まずは、親族の香典相場を一覧表で確認しておきましょう。詳しい注意点やポイントは、この後の章で解説します。

関係性・年代別香典の目安

以下は別世帯として独立している場合の香典の目安となります。喪主を務める場合は香典を包む必要はありません。

故人との関係性あなたの年代
20代30代40代以上
両親3万〜5万円5万〜10万円10万円
兄弟姉妹3万円3万〜5万円5万〜10万円
祖父母1万円1万〜3万円3万円
おじ・おば1万円1万〜2万円2万〜3万円
甥・姪1万円1万〜2万円2万〜3万円
いとこ5千円5千〜1万円1万円

世帯による調整の目安

配偶者がいる場合は、夫婦連名で包むため上記金額の1.5〜2倍程度になることが一般的です。たとえば、1人なら3万円のところ、夫婦連名では5万円程度を目安に準備するとよいでしょう。学生や未成年の場合は、親が代表して包むため個別に香典を用意する必要はありません。

同居している場合は、世帯として対応することが多いため、個別に包まないケースもあります。自分が世帯主でない場合は、事前に家族と相談して対応を決めておくとスムーズです。

香典額に迷ったときの判断基準|会食・地域差も考慮

「3万円か5万円か」と迷った場合は、後々の親戚付き合いを考慮して高い金額を選ぶ方が多いようです。また、家族葬のあとに精進落としをいただくことがわかっている場合は、会食費用を考慮して相場に5,000円〜10,000円ほど上乗せして包むとより丁寧な印象になります。

なお、香典の金額は地域や家の慣習によっても異なる場合があります。特に初めて親族の葬儀に参列する場合は、不安を感じることも多いので、年長の親族や葬儀社に確認しておくと安心です。

【ケース別】香典のポイントと注意点

一覧表の金額について、関係性ごとの詳しいポイントや注意点を解説します。

両親が亡くなった場合

両親が亡くなったケースでは、喪主をつとめることも少なくありません。その場合、香典を包む必要はありません。

兄弟姉妹が複数いる場合は、事前に相談して「兄弟全員5万円でそろえよう」など金額を揃えるケースも多く見られます。金額を揃えることで香典返しの準備がしやすくなり、遺族の負担軽減にもつながります。

また、一部の地域では「子から親への香典は不要」とする慣習もあります。こうした地域特有のルールがある場合もあるため、迷う場合は地域の年長者や葬儀社に確認しておくと安心です。

兄弟姉妹が亡くなった場合

兄弟姉妹が複数いる場合は、事前に相談して金額を揃えることが多いです。「長男は40代で次男は30代だけど、両方5万円にしよう」というように、年代が異なる場合でも金額を揃えるケースが一般的です。同じ金額にすることで比較を避け、親族間の公平感を保ちやすくなります。

早めに連絡を取り合い、訃報を受けた直後から通夜の前日までに調整を済ませておくと、当日を落ち着いて迎えられます。

祖父母が亡くなった場合

学生や未成年の場合は、親が代表して包むため個別に香典を用意する必要はありません。

社会人で別世帯(一人暮らしや結婚)であれば、個別に香典を包むのが一般的です。一方、社会人でも親と同居している場合は、世帯として対応することが多いため、事前に家族内で話し合っておくとスムーズです。

孫が複数いる場合は、「孫全員、1万円ずつ」など金額を揃えるケースもあります。特に同年代の孫が多い場合は、事前に相談して決めておくと金額差による気まずさを防げます。

おじ・おばや甥・姪、いとこの場合

おじおば・甥姪・いとこは、関係性の濃淡が大きく異なるため、相場の幅が広くなっています。頻繁に会っていた方や可愛がってもらった方には3万円程度、あまり交流がなかった場合は1万円程度と、親しさの度合いで調整するのが一般的です。

家族葬に参列できる関係性であれば香典も準備しておくと安心です。疎遠で参列しない場合は香典も不要なケースが多いですが、訃報を受け取った場合は後日郵送で香典を送ることもできます。

 関連記事:家族葬に参列しない場合の香典はどうすればいい?状況別の対応を解説

親族間で金額を調整する方法

SONY DSC

親族の香典では、「誰がいくら包むか」を事前に相談・調整するケースが多くあります。ここでは、調整の方法とタイミング、注意点を解説します。

なぜ親族間で香典の金額を揃えるの?

同じ関係性(孫全員、兄弟姉妹全員など)で金額を揃えることで、遺族への負担が均等になり、香典返しの準備もしやすくなります。金額が揃っていると香典返しの品も統一しやすく、手配にかかる手間を大幅に減らせるのが大きな利点です。

また、金額の差で気まずさが生まれるのを防ぎ、「誰がいくら包んだか」という比較を避けられるメリットもあります。親族間の公平感が保たれることで、後々のお付き合いもスムーズに進みます。

金額調整の方法とタイミング

兄弟姉妹やいとこ同士など、同じ関係性の親族で事前に相談するのが一般的です。電話やLINEで「いくらにする?」と気軽に相談したり、長男・長女などの代表者が取りまとめたりするケースが多く見られます。連絡を取り合うことで、金額の目安が共有でき安心感につながります。

調整のタイミングは、訃報を受けた直後から通夜の前日までが適切です。できるだけ早めに相談して余裕を持って準備し、葬儀当日の朝に慌てて相談するような事態は避けましょう。

金額調整が難しい場合の対応

香典は、自分の経済状況に合った金額を包むのが基本です。そのため連絡が取れなかったり、意見が合わなかったりする場合は、無理に揃えなくても問題ありません。年代が異なる場合は金額に差があっても自然なことなので、過度に気にする必要はないでしょう。

大切なのは、故人への弔意を表す気持ちです。周囲と比較しすぎず、自分にとって無理のない範囲で準備しましょう。

地域・家の慣習を確認すると安心

地域や家によって、香典の相場や考え方が異なる場合があります。「子から親への香典は不要」「孫全員で一括して包む」「親族の最低金額が決まっている」といった独自の慣習がある場合は、事前に確認しておくと当日も安心して対応できます。

迷う場合は、年長の親族に相談するのが確実です。地域の習慣に詳しい方からアドバイスをもらうことで、適切な金額を判断しやすくなります。葬儀社のスタッフに相談するのも一つの方法です。

親族の香典でよくある質問

親族の香典に関して、多く寄せられるご質問にお答えします。

Q. 配偶者の親族(義父母・義兄弟など)への香典は?

配偶者の親族への香典は、基本的に実の親族と同じ相場で準備します。

  • 配偶者の両親(義父母)が亡くなった場合:5万円〜10万円程度
  • 配偶者の兄弟姉妹(義兄弟)が亡くなった場合:3万円〜5万円程度
  • 配偶者の祖父母が亡くなった場合:1万円〜3万円程度


夫婦連名で一つの香典袋にまとめて包み、表書きは「夫の名前」のみとするのが一般的です。妻側の実家の葬儀や、夫婦でお世話になった場合は連名にすることもあります。

Q. 親族間で金額に大きな差があっても問題ない?

年代や経済状況によって金額が異なるのは自然なことであり、基本的には問題ありません。20代と40代で金額に差があるのはごく一般的です。

ただし、同じ立場(孫同士、兄弟姉妹同士など)で大きな差があると、気まずく感じることもあります。可能であれば事前に相談して調整するのがおすすめです。金額を揃えることで、遺族の香典返し準備の負担軽減にもつながります。

まとめ

家族葬における親族の香典は、故人との関係性、自分の年代、世帯の状況によって金額が決まります。親族間で金額を揃えることで、遺族の負担を軽減し、香典返しの準備もスムーズになります。訃報を受けたら早めに親族同士で相談し、金額を調整しておくと安心です。

家族葬の飛鳥会館では、少人数で静かに見送る葬儀をはじめ、ご家族のご希望や状況に合わせた柔軟なご提案を行っています。香典や親族間の対応に不安がある場合も、事前相談の段階から寄り添ってサポートしておりますので、安心してご相談ください。

一覧へ戻る

  • 資料請求
  • 電話をかける

専門スタッフが、夜間でも対応いたします。

家族葬の飛鳥会館-電話無料相談窓口-

24時間365日受付中

電話をかける