家族葬について

家族葬で香典の代わりにできること|辞退された場合の弔意の伝え方

2026.2.25

家族葬で「香典は辞退させていただきます」と案内された場合でも、「何もしないのは申し訳ない」「代わりに何か贈りたい」と悩む方は少なくありません。

香典辞退は遺族の意向であり、基本的には尊重することが大切です。しかし、故人への想いや遺族への気持ちを形にしたいという場合、香典以外の方法で弔意を伝えることもできます。 この記事では、香典の代わりにできることを一覧表で分かりやすく紹介し、弔電・供花・お線香・弔問など、それぞれの詳しい方法や費用相場を解説します。故人を偲ぶ気持ちを、遺族の負担にならない形で届けるための参考にしてみてください。

香典辞退の背景と基本の考え方

まずは、香典辞退の意味と、対応を考える際の基本的な考え方を確認しておきましょう。

香典辞退が増えている理由

近年、家族葬の増加とともに「香典辞退」を選ぶ遺族が増えています。主な理由としては、以下のようなものが考えられます。

  • 香典返しの準備が負担(品物選び・発送手配)
  • 故人の遺志(家族や親族、親しい方々に負担をかけたくない)

また、シンプルな葬儀を望む価値観が広がっていることも背景の一つです。香典辞退は遺族側の配慮であり、その意向を受け入れることも、相手への思いやりになります。

辞退の意向を尊重することの大切さ

香典辞退と明記されている場合、基本的には何も贈らないのがマナーです。「それでも何か贈りたい」という気持ちは自然ですが、遺族の意向を最優先に考えることが大切です。無理に贈ると、遺族がお返しを考えなければならず、負担になる場合もあります。

弔意を伝える方法は香典だけではありません。遺族の負担にならない形で、故人を偲ぶ気持ちを届けることが、本当の意味での思いやりといえます。

香典の代わりにできること一覧表

まずは、香典の代わりにできることを、費用の目安とあわせて一覧表で確認しておきましょう。

次章から、それぞれの方法について詳しく解説していきます。

代替手段費用の目安
弔電2,000〜5,000円
供花10,000〜30,000円
供物3,000〜10,000円
お線香1,000〜5,000円
お菓子2,000〜5,000円
弔問3,000〜5,000円(手土産)
お悔やみの手紙実費のみ

【物を贈る】供花・供物・線香

ここでは、物を贈る形で弔意を伝える方法から確認しましょう。

供花を贈る(1万円〜3万円程度)

供花は、葬儀会場を彩り、故人を偲ぶ気持ちを形にする方法です。

<供花の種類>
スタンド花:会場の両脇に飾られる大型の花
アレンジメント花:祭壇周辺に飾られる花
 ・花輪:会場入口に飾られる

ただし、家族葬では供花を辞退しているケースもあるため、必ず遺族や葬儀社に事前確認することが大切です。問題ない場合は、葬儀社経由で手配すると、会場の雰囲気に合った花を選んでもらえます。費用は葬儀社に直接支払うか、後日請求されるのが一般的です。

供物を贈る(3千円〜1万円程度)

供物は、故人への供え物として、祭壇に飾られる以下のような品物を指します。

<供物の例>
果物:季節の果物の盛り合わせ
菓子:日持ちする和菓子・洋菓子
線香・ろうそく:後で使える実用品
:故人が好きだった場合

供物は、供花と同様に、家族葬では辞退されるケースも多いため、遺族や葬儀社への確認が欠かせません。また、日持ちしないものは避け、仏教においては、殺生を連想させる肉や魚も控えます。のしは「御供」「御供物」とし、黒白または双銀の水引をあしらうのが基本的なマナーです。

葬儀後に線香を贈る(3千円〜5千円程度)

線香は、葬儀後に遺族が使える実用的な贈り物として人気があります。煙の少ないタイプや、香りのよいタイプ、ろうそくとセットになったものなど種類も豊富です。葬儀後、忌明けまでに送るのが一般的で、仏教式であれば、初七日、四十九日など法要の前に届くように手配してもよいでしょう。

のしは「御供」「御香料」などとし、黒白または双銀の水引をあしらいます。デパートや仏具店で「お悔やみ用」として依頼すれば、適切な包装をしてもらえるので安心です。

【気持ちを伝える】弔電・お悔やみの手紙

ここでは、言葉で弔意を伝える方法を紹介していきます。

弔電を送る

弔電は、葬儀に参列できない場合に、お悔やみの気持ちを電報で伝える方法です。葬儀当日、または通夜の際に読み上げられることもあります。送り先は葬儀会場、宛名は喪主とし、葬儀の前日までに届くように手配するのがポイントです。NTT(115)に電話で申し込むほか、インターネットや葬儀社経由でも依頼できます。

文面では、「重ね重ね」「たびたびなど」の忌み言葉や、句読点は使わないのがマナーです。 「死亡」は「逝去」とするなど、直接的な表現も避けましょう。

お悔やみの手紙を送る

お悔やみの手紙は、自分の言葉で弔意を伝えられる方法です。白無地、または薄いグレーの便箋を使い、黒のペンまたは薄墨の筆ペンで書きます。頭語・時候の挨拶は不要で、すぐに本題に入るのが一般的です。弔電と同様、忌み言葉は避けましょう。

送るタイミングは、葬儀後1週間〜1ヶ月程度が目安ですが、時期を逃した場合でも、遅れてでも送るのが丁寧です。「返信のお気遣いは不要です」とひと言添えると、遺族の負担を減らせます。

【後日訪問する】弔問のマナー

後日自宅へ弔問する場合は、葬儀後2週間〜1ヶ月程度が目安です。葬儀直後は遺族が慌ただしいため避け、忌明けだと祭壇が片付いている場合があるため、その間が無難です。弔問したいときには必ず事前に電話やLINEで「お参りさせていただきたい」と伝え、アポイントを取ります。服装は喪服ではなく、地味な色合いの平服で問題ありません。

当日は玄関先で「この度はお悔やみ申し上げます」と挨拶し、祭壇にお参り後に手土産をお供えします。「お返しのご心配は不要です」と伝えると、遺族の負担軽減につながります。故人との思い出話は遺族の様子を見ながら、長居は避けて15分ほどでおいとまするのがスマートです。

関連記事:家族葬での弔問、迷ったらどうする?遺族の負担にならない訪問マナーと判断の目安

「ご厚志一切辞退」の場合はどうする?

「ご厚志一切辞退」は、香典だけでなく供花や供物なども含め、すべての贈り物を辞退するという遺族の強い意向を示しています。この場合、何も贈らないことが、遺族に対する正しい配慮となります。無理に何かを贈ると、遺族の意向を無視することになり、かえって失礼にあたる場合もあるため控えましょう。

ただし、手紙を送ったり、葬儀後の落ち着いた頃に電話やLINEで「何かできることがあれば言ってください」と伝えるのは問題ありません。形にこだわらず、自宅で故人を偲び、静かに手を合わせることも、立派な弔意の表し方です。

まとめ

家族葬で香典を辞退された場合、まずは遺族の意向を尊重することが大切です。それでも弔意を伝えたい場合には、弔電やお悔やみの手紙、葬儀後のお線香など、遺族の負担にならない方法を選ぶとよいでしょう。

家族葬の飛鳥会館では、ご遺族の想いや状況に寄り添ったご提案を行っています。香典や供花の取り扱いについても、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

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