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故人を偲ぶ法要について

2020.5.13

*忌日法要(きにちほうよう)

 忌日法要のうち、重要なのは初七日法要と四十九日法要です。

 仏教では、故人が旅立ってから49日目に行われる四十九日の法要まで、7日ごとに法要を行います。これを忌日法要といいます。

 最近では、初七日法要を告別式と同じ日に行われることが多くなりました。
 核家族化が進み、離れて暮らす親族が増えたことなど、ライフスタイルに合わせた変化だといえます。

*年忌法要(ねんきほうよう)

 年忌法要とは、1年に1度やってくる故人の命日「祥月命日」に合わせて行われる法要です。

 極楽浄土へ旅立った故人が、さらなる精進の道へ進めるように行うものです。
 故人が旅立った日から満1年目に行われる「一周忌」、満2年目の「三回忌」、満6年目の「七回忌」までは近親者のほか、故人とご縁のある方などを呼んで法要を行います。

 それ以降の「十三回忌」「十七回忌」…などは、身内だけで供養します。

 それと、年忌法要の問合せの中で一番多い内容は、お寺様にお包みするお布施に関してです。
 お布施に関しては決まりはございませんが、こちらからご案内している年忌法要のお布施の目安は、四十九日法要でお包みした金額をお伝えしております。
 よって、四十九日法要でお包みした金額を控えておくと後々の法要で困ることはないと思います。

 法要を行うにあたり、何よりも大切なのは「故人を敬う気持ち」です。

 法要は、親族が一度に集まる機会でもありますが、故人の思い出を話しながら、皆さんの無事を故人に報告することが、何よりの供養であるといえるかもしれません。

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