意外過ぎる…!? 木魚を叩く意味
「こちらが木魚です」
お坊さんがお経を唱えながら、木魚をポクポクと叩いているのを見たことがあると思います。
この「木魚」を叩く本当の意味をご存知ですか?
木魚はお坊さんが使う仏具であることから、神聖な意味が込められていると思われがちですが、実は木魚が誕生した頃は、単なる眠気覚ましの意味合いで叩いていたそうです。
お経を長い時間聞いていると、ついウトウトしてしまいますよね。
それはお坊さんや修行僧たちも同じで、昔、お経の時間の居眠りを防ぐために木魚を叩くようになったといわれています。
なぜ、魚を模した木なのかというと…
魚はずっと目を開けていることから「寝ない」と考えられ、
『魚のようにしっかりと目を開けて修行に励むように』
との意味が込められているそうです。
また、木魚を叩くことによって煩悩が吐き出されていく・・・という説もあります。
しかし、あの一定のリズムは心地よいので、長時間になると……やはり居眠りは避けられないかもしれないですね。