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世界の供養 メキシコの場合

2020.8.2

世界にはさまざまな供養のかたちがあります。
昨年公開されたアニメ映画の『リメンバー・ミー』をご存知でしょうか。

この映画で知ったメキシコの死者の日。
陽気でカラフルな死者たちの世界が描かれていました。

この死者の日とは、一年に一度 死者たちが家族の元に戻って来る日といわれ、1月1日と翌2日に催される死霊祭のことです。

死霊祭と聞くと恐ろしいイメージに感じますが、日本のお盆のように厳かに先祖を供養する日とは違いあくまで明るく楽しく祝うお祭りのスタンスであるのが特徴です。

死者の日には、死者の花とも呼ばれるマリーゴールドが街中に飾られ、公園にはさまざまな露店が並びます。
このマリーゴールドの鮮やかな明るいオレンジ色が、死者の辿る道を照らすといわれています。

人々は思い思いのガイコツメイクで仮装をし、故人が眠るお墓も大量のマリーゴールドとろうそく、ガイコツの置き物やお供え物のお菓子、お酒などでド派手に飾られます。
このお墓の周りで、家族が食べたり飲んだり歌ったり♪と盛大に死者を弔います。夜はバンド演奏まであるそうです。

静かに故人を思って…という雰囲気ではなく、死者の冥福を祈りながら、共に陽気に楽しく過ごす行事となっています。

日本では想像できない供養のかたちですが、『大事な家族を忘れない』という点では共通しているのかも知れません。

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