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「ひつぎ」にまつわるあれこれ

2020.11.18

お葬式にかかせない棺ですが「棺」には、どんな意味があるのでしょうか?


辞典で調べると、

棺(かん、ひつぎ)
 …遺体を納めて葬るための木製の箱型の容器。

と、あります。

 実は「ひつぎ」という言葉は、「霊継ぎ(ひつぎ)」からきているとのこと。 
 魂(霊魂)を意味する「霊(ひ)」と、継続を表す「継ぎ」で「霊継ぎ(ひつぎ)」。
 この言葉には、文字通り「魂を継ぐ」という意味が込められているそうです。

 そう考えると「棺」の見方も変わってきませんか?

 そんな「ひつぎ」ですが、主に2種類の漢字があるのをご存知ですか?

「棺」と「柩」

 この違いは何でしょう?

まずは「棺」です。

木…文字通り「木」の意味 
官…上部分は屋根の象形、下部分は肉の象形

この2つの形から「遺体を囲う木の箱」の意味になります。

 次に「柩」ですが、

 柩の中の「久」には人が入れ物に入っている状態を表現しているとのこと。

 このことから

「棺」は箱そのもの(空の状態の物)を指していて、
「柩」は遺体を納めた状態のものを指すということです。

 なかなか使うことの無い漢字ではありますが、豆知識として話のネタになるかもしれませんね。

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